「まっしろの城」は2017年に公開したフリーゲームです。魂が感情をたくさん入れた城をめぐる…という漠然としたイメージがあって、そこから作っていきました。
主人公は魂、もしくは意識です。 城の主ですが、ポッチ(理性)の力を借りないと切り替えスイッチを入れられません。 城の中でも行ける範囲は限られています。 イメージは人魂+寝間着
ポッチは理性、もしくは良心です。 快適お城アドバイザーとして派遣されてきています。 派遣元は超自我(教育や社会によって作られた、その人の良心、道徳)で、ポッチはその一部が分離してきたのをイメージしてました。 途中で出てくる猫型のポッチに似たやつは、ポッチと同じく超自我の分離してできたものです。 イメージは犬+執事
バーンは「怒り」です。 目につくもの全部にムカついているので、本来はポッチの言うとおり刺激しないのが一番。 部屋が暑いのにもムカついていますが、それを理由に出ていくのもムカつくので部屋にこもっています。 目はさんかくで角がいっぱい生えています。 イメージは鬼
リンドウは「悲しみ」です。 恋人の写真が見つからず悲しんでいます。 でも、悲しみを理由に動こうとしない(その発想がない) ので怠惰ともいえます。 また、作中では美人の設定です。 イメージは魚+未亡人
ワイノは「恐怖」です。 部屋の中にクモがいるので怖くて眠れないし、寝ても怖い夢ばかりで困っています。 なんで部屋を閉め切っていないのかというと、 地震や火事の時すぐに逃げ出せないと怖いからです。 部屋の外で寝ればいいのですが、よくわからなくなっているみたいです。 イメージは目にクマがある子ども 名前は「怖いの」→「コワイノ」→「ワイノ」となりました。
テンパーは「混乱」です。 自分の部屋を散らかしていることを恥ずかしく思っているので、 部屋に鍵をかけています。 部屋のもこもこはテンパーの残像。(分身?) 彼の言葉はひらがながヒントです。 イメージはわたぼこり
メランコは「憂鬱」です。 気分が晴れず、ふぎ込んでいます。彼女に会うときはひとりの方がいいでしょう。 イメージはうさぎ+ティーンの女の子 名前はメランコリーから
ユリカゴは「自己愛」です。 あなたのことを大切にしてくれますが、それは甘やかしているだけなので、成長することはありません。 でも彼女は城にとって必要な存在なのです。 イメージは太った赤ちゃん